日 時: 2021年12月21日(火),2022年1月7日(金),21日(金)
いずれの開催日も16:00~17:00
会 場: Web開催.最新の情報は学会ホームページでお知らせします.
主 催: 日本塑性加工学会 医療材料加工分科会
趣 旨: 世界的規模で急速な高齢化が進む中,適切な治療による患者の早期社会復帰と自立できる高齢者の割合を増やすことが望まれています.治療に当たり種々の医療機器が体内・外に装着され,医療機器の技術開発も活発化しています.本セミナーでは,大学,動物実験受託企業および精密機械部品加工企業の技術を活かしてどのように医工連携を実現し,新たな時代の医療機器開発に貢献していくかについて紹介します.特に活性化基金の支援のもと,研究会はWeb開催の利点を活かし,スポットWebセミナーシリーズとして3回にわたって開催します.参加しやすいように夕方の時間帯に設定しておりますので奮ってご参加ください.
内 容:  
  1) 第1回 2021年12月21日(火) 16:00~17:00
  「医用チタン金属材料への生体活性化処理技術の現状と将来展望」
  生体親和性に優れ,強度および靭性の高いチタン金属は整形外科,歯科用インプラントに欠かすことの出来ない材料となっている.しかし,骨結合能に乏しいのでゆるみを生じやすく,感染症により抜去に至る症例も一定の割合で報告されている.そのため,これらの課題を解決するための様々な表面処理技術が研究開発されてきた.本講演では医用チタン金属材料に骨結合能および抗菌性を付与する表面処理技術の現状を整理し,次世代インプラントの実現に向けた技術動向を紹介する.
  中部大学  山口 誠二君
   
  2) 第2回 2022年1月7日(金) 16:00~17:00
  「医療機器製品の評価の1つとして骨内埋植試験と動物試験の実施例について」
  生体内に埋植される被験物質の投与部位は,臨床適用部位に合わせて色々あるが,今回は骨内埋植試験を中心に説明する.実験動物を用いて,性能・効果,安全性の確認等を行うが臨床での使用部位,大きさ等により,動物の種類,埋植部位を決めて行く.また,評価のためにはいろんな検査・測定とともに,標本作製・観察が必要になるので,動物試験から標本観察までの全体像を説明する.
  ハムリー㈱  関 あずさ君
   
  3) 第3回 2022年1月21日(金) 16:00~17:00
  「低侵襲化治療に貢献する長尺細径管のレーザー加工技術」
  治療の低侵襲化が求められるに伴って,それに使用されるデバイスの長尺細径化が要求される.特に血管内に挿入されるカテーテルにおいては,材料の選択が重要であるのは当然であるが,構造による機能付与も多く求められる.ここではレーザー加工を中心とした長尺細径管の加工技術を紹介する.
  二九精密機械工業㈱  大田 智之君
   
定 員: 50名(定員になり次第締切ります.)
参加費: 無料(会員・非会員問わず)
申込方法: 「医療材料加工分科会 第5回研究会 申込み」と題記し,(1)氏名,(2)勤務先・所属,(3)通信先(所在地,電話番号,FAX番号,E-mail),(4)会員資格:日本塑性加工学会会員(正会員,名誉会員,学生会員,賛助会員)および所属分科会,(5)参加を希望する日時を明記のうえ,各回に設定された締切までにE-mailにて下記までお申し込みください.1度にすべての回の参加申込みをしても構いません.
  1) 12月21日(火)の参加申込締切:12月17日(金)
  2) 1月7日(金)の参加申込締切:1月5日(水)
  3) 1月21日(金)の参加申込締切:1月19日(水)
申込先: 東京大学生産技術研究所 古島 剛宛
  E-mail:tsuyoful[at]iis.u-tokyo.ac.jp *[at]を@に変更してください
   
注 意: Webexを利用したWeb開催とします.講演中の撮影・録音は禁止します.当日の接続に関するトラブルは,十分にサポートできない場合がありますので,予めご了承をお願いします.