会 場: | Web開催.最新の情報は学会ホームページでお知らせします. |
主 催: | 日本塑性加工学会 レーザ加工分科会・医療材料加工分科会 |
協 賛: | 公益財団法人 天田財団 |
趣 旨: | レーザは自然光に比べて非常に高パワーであり,単色性と指向性が良いことから,レンズを用いて集光することでエネルギー密度を高くすることができます.そのためレーザは,金属の切断,溶接,表面処理,検査,測定,最近では積層造形への適用等,医療分野をはじめ様々なアプリケーションに拡大しています.本研究会は,レーザ加工分科会と医療材料加工分科会のコラボ企画として,近年特に注目が集まっているレーザ加工の医療分野への応用について,積層造形技術を中心に最新の技術動向を紹介します.本研究会はオンラインセミナー形式で開催しますので,どなたも奮ってご参加ください. |
内 容: | |
開会の挨拶 (13:30~13:40) | |
レーザ加工分科会主査 大津 雅亮君 | |
医療材料加工分科会主査 吉田 佳典君 | |
司会 大阪大学 麻 寧緒君 | |
1. 金属積層造形のレーザ溶融・凝固のシミュレーション | |
(13:40~14:20) | |
島根大学次世代たたら協創センター 新城 淳史君 | |
金属積層造形におけるレーザ溶融・凝固プロセスのシミュレーション(パウダーベッド法と指向エネルギー法)事例を紹介する.航空宇宙耐熱材のNi系合金や医療用Ti系合金などを例に溶融金属の流動現象,その場合金化,蒸気ロスの局所元素混合比への影響,冷却速度,ミクロ組織形成,金属ガラス化などについて議論する. | |
2. 歯科技工への積層造形の応用 | |
(14:20~15:00) | |
大阪歯科大学 樋口 鎮央君 | |
近年,歯科技工の現場においてはCAD/CAMシステムの発展は目覚ましいものがあり,国内において多くの臨床現場に活用されている.昨今では、樹脂や金属を使用した積層造形法を用いて製作する修復物も製品用途を拡大して使用出来るようになっており,その現状について報告する. | |
休憩 (15:00~15:15) | |
司会 東京大学 古島 剛君 | |
3. デジタルマニュファクチャリングを駆使した3D臓器モデルの開発 | |
(15:15~15:55) | |
クロスエフェクト 竹田 正俊君 | |
2009年より国立循環器病研究センターと共に患者個体ごとの術前シミュレーション用オーダーメイド3D心臓モデルの開発に着手.心臓内腔の再現性は世界トップクラスのクオリティを誇る.若手人材育成の面からも教育用の臓器モデルは求められつつあり,より再現性の高いモデルでより多くの成長の場を提供している実例を紹介する. | |
4. レーザ加工の医療分野への応用の内容 | |
(15:55~16:35) | |
静岡県工業技術研究所 鷺坂 芳弘君 | |
浜松工業技術支援センターはレーザ加工の振興に注力しており,全国の公設試の中でも最多のレーザ加工機を所有・運用している.これまでレーザ治療や医療機器のレーザ加工についても複数の技術支援を行ってきた.本講演ではそれらの中からフィージビリティスタディから実用化例までの様々な研究事例を紹介する. | |
総合討論 (15:35~16:55) | |
定 員: | 80名(定員になり次第締切ります.) |
参加費: | 無料(会員・非会員問わず) |
申込方法: | 「医療材料加工分科会・レーザ加工分科会 研究会・セミナー 申込み」と題記し, (1)氏名, (2)勤務先・所属, (3)通信先(所在地,電話番号,FAX番号,E-mail), (4)会員資格:日本塑性加工学会会員(正会員,名誉会員,学生会員,賛助会員),非会員および所属分科会 を明記の上,下記宛先まで申し込みください. |
申込先: | 東京大学生産技術研究所 古島 剛宛 |
E-mail:tsuyoful[at]iis.u-tokyo.ac.jp *[at]を@に変更してください | |
注 意: | Cisco社Webexを使用したオンライン開催とします.講演中の撮影・録音は禁止します.接続先URLは申込者にお知らせします.当日の接続に関するトラブルは,十分にサポートできない場合がありますので,予めご了承をお願いします. |