会場: 京都工芸繊維大学松ヶ崎キャンパス 工繊会館1F多目的室
[京都府京都市左京区松ケ崎鞍馬田町15-1 電話:075-724-7014]
(アクセスマップ:http://www.kit.ac.jp/01/01_110000.html)
交通: 市営地下鉄烏丸線「松ヶ崎駅」下車徒歩約8分
主催: 日本塑性加工学会
協賛: 日本金属学会,日本機械学会,軽金属学会,日本材料学会,日本鉄鋼協会,精密工学会, 日本アルミニウム協会,自動車技術会,日本金属プレス工業協会,素形材センター,日本金型工業会,表面技術協会,日本熱処理技術協会
趣旨: 輸送機器,特に自動車車体の部品には軽量化と衝突安全性の両立を保持するために高張力鋼板を適用しています.高張力鋼板をプレス成形する金型には大きな負荷が生じ,焼付きやかじりなどの金型損傷が懸念されます.これらの問題を解決するために,様々な表面処理(例えばコーティング技術など)が適用されています.しかし,対象加工部品,金型構造や使用条件など種々の異なった条件で金型が使用されているため,一定した効果の評価ができていないのが現状です.また,表面処理を有効に活用するためには,素材の金属組織や熱処理などを含めた総合的な視点で考える必要があります.本シンポジウムでは金型耐久性の向上を念頭に置いて素材,熱処理そして表面処理技術の最新動向,適用事例や最適な使用方法について解説します.
プログラム: 開会の辞 ( 9:55~10:00) 日本塑性加工学会 企画委員長 樋渡 俊二君
司会 新日鐵住金(株) 福島 傑浩君
時  間 内     容 講  師
10:00~11:00 金型寿命の向上と表面処理:金型の寿命を決定づける損傷の改善手順やモデル試験の考え方,硬質皮膜の基礎的なトライボ特性,最近の動向及び皮膜を活用するための留意点について述べる. 茨城大学
西野創一郎君
11:00~12:00 コーティング金型のための金型材料の選択と熱処理:PVD処理された金型による成果事例が増えつつあるが,高機能化と合わせて長寿命化をも図るために必要な金型材料の選択と注意すべき熱処理について解説する. (株)松山技研
野村 博郎君
12:00~13:00 昼     食 ・ 休     憩  
13:00~13:40 TRD処理と溶射法による表面改質技術の紹介:TRD処理の変遷と成膜機構,各種皮膜特性の比較,TRD処理工程概略を解説する.最近のSKD11の各種改良鋼及び海外メーカー材へのTRD処理適用における処理ひずみの解説をする.高張力鋼板に対するTRD皮膜の損傷評価と溶射法による表面改質技術の解説をする. トーカロ(株)
河内誠一郎君
13:40~14:20 金型への表面処理の選定方法と適用事例の紹介:各PVD皮膜の特性から、金型の損傷形態に合わせた皮膜を選定する手法について解説する。また、その適用事例も併せてご紹介する。 ユケン工業(株)
青松 明宏君
14:20~15:00 プラズマCVD処理の各種金型への応用: パルスDC-PCVD法の原理,特徴および量産装置について解説する.また,その方法により作製した各種硬質皮膜の基礎特性と各種金型(冷間加工用金型,ダイカスト金型,押出し金型,プラスチック金型,ゴム金型等)への適用効果について報告する. オリエンタルエンヂニアリング(株)
河田 一喜君
15:00~15:10 休     憩  
15:10~15:50 金型における窒化・浸硫窒化処理層の諸特性:熱間用工具鋼に適用される窒化処理および浸硫窒化処理層の金型寿命に関わる熱疲労特性や溶損特性の概要ならびに各処理層の熱的挙動解析と処理層の寿命評価について事例紹介を含め解説する. 九州工業大学
日原 政彦君
15:50~16:30 金型材料の材質特性と表面処理性:冷間工具鋼における表面処理皮膜の密着性評価と,密着性に影響を及ぼす材料特性について解説する.冷間工具鋼の成分による材質特性,各々タイプに適した表面処理方法と注意点について解説する. 日立金属(株)
庄司 辰也君
16:30~17:00 総合討論:      司 会   京都工芸繊維大学 飯塚 高志君
定員: 70名(定員になり次第締切ります.)
申込方法:
右上の”参加お申し込み”よりお申し込みください.
・web 上の参加申し込みは,1週間前に締め切りますので,締切後は当日受付にてお申し込みください.
なお,定員超過の場合は,締切日前に受付終了となることがございますので,ご了承ください.
・開催日の3週間前位から請求書・参加券をお送りします.5営業日前までに届かない場合は,事務局へご連絡ください.
キャンセルは11月30日迄受付いたします.
※キャンセルは電話では受付ておりません.問い合わせフォーム(本部企画行事関係)より,キャンセルの旨と行事名,申込番号,参加者名をお知らせください.
注意: 昼食は各自でお願いします.また講演中の撮影・録音は禁止します.
事前申込
(11月26日必着)
11月27日~当日
会員・
協賛学会員(個人会員)
8,000円 10,000円
学 生 4,000円 5,000円
一 般 12,000円 15,000円
・参加費にはいずれもテキスト代含みます.
・テキストのみは行事終了後残部があれば販売いたします.