会場: 宇都宮共和大学 宇都宮シティキャンパス
[〒320-0811 栃木県宇都宮市大通り1-3-18]
交通: JR宇都宮駅西口から徒歩6分
主催: 日本塑性加工学会 鍛造分科会
趣旨: 近年,自動車産業を中心とした製造業のグローバル化が更に拡大する中,部品製造においても海外でどのように生産あるいは調達するのか,一方で最近の円安の傾向から国内回帰するのかなど,取り組みも多面的になっており鍛造業界を取り巻く環境も複雑化している.このような状況のなかで,自動車産業および鍛造業各社が,どのように自社技術を維持・進化させながら海外展開を行っているのか,また海外においてどのように金型・材料の確保,潤滑や表面処理技術などの鍛造要素技術確保を行っているのかを紹介し,今後の鍛造業のグローバル化を展望する.
プログラム: 2月3日(水)  
挨拶 ( 9:55~10:00) 日本塑性加工学会 鍛造分科会主査 五十川幸宏君
午前の部 (10:00~12:00) 司会 日本塑性加工学会 鍛造分科会 運営委員 篠崎吉太郎君
午後の部 (13:00~16:15) 司会 日本塑性加工学会 鍛造分科会 運営委員 清水  透君
時 間 内 容 講 師
10:00~10:30 ホンダにおける鍛造グローバル展開:ホンダの鍛造分野でのグローバル展開と国外鍛造生産拠点としては7番目にあたるインドでの熱間鍛造ラインの立上げにあたり,企画段階で十分検討してきた仕様に対し,現地で発生した想定外の事態と,色々な制限のある中で対処した取り組みを紹介する. 本田技研工業㈱
齋藤 英雄君
10:30~11:00 日産における鍛造のグローバル展開:日産自動車の鍛造のグローバル展開は現在北米と中国の2拠点となる.それぞれの拠点での展開時の問題点,生産開始のやり方,現地材採用のためのポイント,人材育成のやり方などについて述べ,今後の課題についても触れる. 日産自動車㈱
藤川真一郎君
11:00~11:30 トヨタにおけるグローバル戦略と鍛造技術:リーマンショック以降激しい環境変化にさらされ,クルマづくりに対する方向性を見直してきた.今よりも「もっといいクルマづくり」を追求し,今後のグローバル展開を踏まえた生産技術戦略と技術について紹介する. トヨタ自動車㈱
間  政博君
11:30~12:00 熱間鍛造品の海外生産について:ゴーシューはインドネシア及び中国に生産拠点を持つ.さらに2016年にはメキシコ工場を稼働させる.今回海外で熱間鍛造品を生産するに当たり人材教育,生産準備等経験したことを紹介する. ㈱ゴーシュー
西畑 延泰君
12:00~13:00 昼食休憩  
13:00~13:30 鍛造品生産のグローバル展開状況と生産準備面での進め方:愛知製鋼は海外(北米・中国・東南アジア)に5つの鍛造品生産拠点を持つ.このグローバル展開状況の紹介と,生産準備における進め方を,主に直近のタイ工場での立ち上げ事例をもとに紹介する. 愛知製鋼㈱
竹内  肇君
13:30~14:00 鍛造部品生産のグローバル展開への取り組み:グローバル展開に対応するタイでの生産とマザー工場としての国内生産の取り組みについてスクロール背圧鍛造部品を事例に紹介する. ㈱ニチダイ
石原 義弘君
14:00~14:30 冷間鍛造メーカーにおけるメキシコへの取り組み:メキシコの冷間鍛造工場は,1994年設立し,冷間鍛造のパイオニアである.現在,完成車メーカーがメキシコの生産を拡大し,日系企業の進出が急増している中で,当社の取組みとメキシコの魅力を紹介する. 上板塑性㈱
有馬 達男君
14:30~14:45 休 憩  
14:45~15:15 プレス金型設計・製作のグローバル展開:フィリピン,インドネシアの拠点立ち上げから現在に至るまでの取り組みを紹介する. ㈱伊藤製作所
伊藤 竜平君
15:15~15:45 提案型低コストものづくりと,中小企業連携体,海外展開における取組み:国内の自動車部品業界は,長年にわたり蓄積された,独自のものづくり技術により,低コスト,高品質,高性能で勝ち残ってきた.近年,世界規模の価格競争により,高品質,高性能を維持しながら,海外生産品以下の低コスト化,軽量化が求められている.この国際的に厳しい競争に勝ち抜くために,プレス加工への工法転換事例やネットシェイプ,ニアネットシェイプ化の提案事例とともに,中小企業連携体,海外展開における取組みを紹介する. ㈱平安製作所
荒木 邦彦君
15:45~16:15 鉄鋼材料のグローバル展開への取り組み:グローバル展開する自動車・鍛造メーカーに対応する鉄鋼材料供給の現状として,当社商品群,系列二次加工メーカー拠点,当社材供給地域を紹介するとともに,鋼材に対するユーザーニーズを紹介する. 新日鐵住金㈱
樋渡 淳一君
17:00~19:00 懇親会(ホテルニューイタヤ)  
 
プログラム 2月4日(木)  
午前の部 (9:00~11:45) 司会 日本塑性加工学会 鍛造分科会 運営委員 井村 隆昭君
時 間 内 容 講 師
9:00~9:30 冷間鍛造の海外展開を支える一液型潤滑剤:冷間鍛造現場にて,環境保全と飛躍的な潤滑工程の短縮を実現する一液型潤滑剤の採用が国内外で進んでいる.ここでは,一液型潤滑剤とその展開状況などについて紹介する. 日本パーカライジング㈱
小見山 忍君
9:30~10:00 鍛造用金型材料と表面処理:鍛造用金型に用いられる工具鋼について,(1)金型の損傷と必要とされる金型材料の要求特性,(2)代表的な金型材料の種類と特徴 について紹介する.また,鍛造用金型に用いられる窒化,PVDなどの表面処理についても紹介する. 日立金属㈱
阿部 行雄君
10:00~10:30 サーボスクリュー式タテアプセッターを使用した鍛造応用技術:軸物の素材を誘導加熱炉等で局部加熱した後に,軸端部のアプセット鍛造を行う縦型のスクリュープレスを紹介する.分割型を用いた横打ち加工に生じる成形後の縦線がなく,設備コスト・金型費・保守費・電力費が大幅に削減できる. 榎本機工㈱
小林 久雄君
10:30~10:45 休 憩  
10:45~11:45 総合討論+コンサルテーション
司会 日本塑性加工学会 鍛造分科会 運営委員  小野 宗憲君
全講師
11:45~12:45 昼食休憩  
12:45~16:00 バスにて移動
工場見学:本田技研工業㈱ 駆動系統括部 パワートレインユニット製造部(真岡市)
 
16:00~17:00 バスにて JR宇都宮駅へ移動,解散  
定員: 80名,定員になり次第締切ります
参加費: 鍛造分科会委員 18,000円,日本塑性加工学会会員 21,000円,一般 24,000円(学生会員は半額),
懇親会
3,000円
申込方法: 「第43回実務講座申込」と題記し,
(1)氏名,
(2)会員資格,
(3)勤務先(名称・部課名),
(4)通信先(郵便番号,住所,電話番号,FAX番号,E-mail),
(5)送金方法(銀行振込・郵便振替),(6)懇親会および工場見学(下段注意ご参照)参加の有無
を明記の上,E-mail,FAXまたは郵便にてお申し込みください.
お申込後,参加券および請求書を郵送します.到着後,参加費を振り込んでください.
申込先: 〒457-8530 名古屋市南区滝春町10番地3
大同大学 工学部 総合機械工学科
鍛造分科会事務局 五十川 幸宏 宛
電話:090-5896-4521 
FAX:052-612-5623
E-mail:abe@forgenet.biz
注意 見学先の判断により見学をお断りする場合がございます.
駐車場は完備していないため,公共交通機関でご来場頂くようお願いいたします.
会場および工場見学先へ直接問合せは行わないようお願いいたします.
<JR宇都宮駅から宇都宮共和大学 宇都宮シティキャンパスへのアクセス>
JR宇都宮駅西口から大通りを西に向かい徒歩約6分.