会場: 日本大学理工学部駿河台校舎1号館2階122会議室(6月30日),5号館2階524会議室(7月1日)
[東京都千代田区神田駿河台1-18-14電話 03-3259-0514 ]
URL:http://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/access.html
交通: JR御茶ノ水駅聖橋口,東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅下車徒歩3分,丸ノ内線御茶ノ水駅下車徒歩5分
主催: 日本塑性加工学会(実行:板材成形分科会,プロセッシング計算力学分科会)
協賛: 軽金属学会,精密工学会,日本機械学会,日本金属学会, 型技術協会,日本アルミニウム協会,日本金属プレス工業協会,日本鉄鋼協会,自動車技術会,日本鍛造協会,日本ねじ工業協会,素形材センター
趣旨: 高品質の板材プレス製品を高能率で生産するためには,板材のプレス成形に関する基礎理論からその応用技術に至るまでの広範囲の知識が必要になります.本講座は板材のプレス成形に関する業務に携わって間もない方や,塑性加工研究室で勉強される大学院生を対象に,板材成形に関する基礎理論と各要素技術について分かりやすく講義します.またテキストは演習問題事例が掲載されていて,講義の後,聴講者が復習できるよう工夫されています.なお,本講座で基礎を学びたい方,実業務に従事しその応用事例を学びたい方のそれぞれのニーズに対応し,より内容を充実させる目的で,基礎編,応用編に分け,それぞれ2日間の講義を予定しております.応用編は9月に開催予定です.
プログラム: 開会の辞 (9:50~10:00) 日本塑性加工学会
板材成形分科会主査
高橋 進君
司会 JFEスチール(株) 松原 行宏君
  時  間 内   容 講  師
6月
30日
(木)
10:00~11:30 曲げ加工の基礎:(1)曲げ加工の基礎となる弾塑性力学(均等曲げ,中立軸,塑性域の進展)(2)曲げ変形挙動 (3)スプリングバックとその抑制 (4)曲げ加工現場における工夫と新しい動きなどについて述べる. 千葉大学
小山 秀夫君
11:30~12:30 昼食・休憩  
12:30~14:00 せん断加工の基礎:慣用せん断における分離面各部の形成機構および適切な加工条件の選定,せん断面の後加工における注意すべき点について解説する.さらに破断面のない精密せん断を実現するための原理と具体的方策を述べる. 豊田工業大学
近藤 一義君
14:10~15:40 トライボロジ-の基礎とプレス成形用潤滑油:(1)摩擦・摩耗のメカニズム (2)潤滑油の作用機構 (3)潤滑油の種類と特徴 (4)塑性加工の基本的な潤滑機構 (5)絞り加工・しごき加工の潤滑機構 (6)潤滑油の選び方,使い方について述べる. (元)湘南工科大学
片岡 征二君
15:50~17:20 絞り加工の基礎:絞り加工における板の変形状態,絞り成形性に影響を及ぼす因子,絞り限界を向上させるための各種加工法,絞り加工の初等解法,最近の絞り加工技術の動向について述べる. 名古屋大学
湯川 伸樹君
7月
1日
(金)
9:20~12:00
(含10分休憩)
板材成形の基礎理論:板材の塑性変形挙動と基礎式,変形様式と成形限界,成形限界に関する理論,成形限界に影響を及ぼす因子など,板材プレス成形の力学に関する基礎的事項について解説する. 東京農工大学
桑原 利彦君
12:00~13:00 昼食・休憩  
13:00~14:00 アルミニウム合金板の諸特性とその成形事例:アルミニウム合金板の種類と特性について説明し,これらの材料に適した成形加工技術の適用事例を,自動車を始めとする各種用途について紹介する. (株)UACJ技術開発研究所
浅野 峰生君
14:10~16:10 プレス成形性評価方法と鉄鋼材料の特性:(1)プレス用材料に要求される性能 (2)塑性変形と降伏挙動,成形限界 (3)軟質冷延鋼板(4)高強度冷延鋼板の種類と特徴 (5)熱延鋼板について述べる. 新日鉄住金(株)
鉄鋼研究所
吉田 亨君
定員: 50名(定員になり次第締切)
申込方法: ※定員に達しましたので、お申し込みは締切りました。
・右上の”参加お申し込み”よりお申し込みください.
・web 上の参加申し込みは,6月23日に締め切ります.締切後は当日受付にてお申し込みください.
なお,定員超過の場合は,締切日前に受付終了となることがございますので,ご了承ください.
・開催日の3週間前位から請求書・参加券をお送りします.5営業日前までに届かない場合は,事務局へご連絡ください.
キャンセルは6月22日迄受付いたします.
※キャンセルは電話では受付ておりません.問い合わせフォーム(本部企画行事関係)より,キャンセルの旨と行事名,申込番号,参加者名をお知らせください.
注意: 本講座の参加者に対する宿泊施設などの斡旋は一切行っておりませんので,各自でご手配ください.
昼食は各自でお願いします.
講演中の撮影・録音は禁止します.
参加費:
  会員・協賛学会員 学生会員 非会員
2日間 20,000円 8,000円 35,000円
1日間 15,000円 5,000円 25,000円
・テキスト代を含みます.テキストのみの頒布はいたしません.
・同一年度内の基礎編と9月開催予定の応用編のすべての講義をご聴講される方には,応用編参加申込み時の参加費用を割引させていただきます.