会 場: | 日本大学理工学部 駿河台キャンパス 1号館2階121会議室 [東京都千代田区神田駿河台1-8-14 電話03-3259-0514] |
交 通: | JR中央・総武線 「御茶ノ水」から徒歩3分, 東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」から徒歩3分 東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」から徒歩5分 (会場へのアクセス http://www.cst.nihon-u.ac.jp/information/surugadai.html) |
主 催: | 日本塑性加工学会 |
協 賛: | 日本鉄鋼協会,溶接学会,自動車技術会,日本機械学会,日本金属学会,日本材料学会,型技術協会,日本金属プレス工業協会 |
趣 旨: | 自動車分野での高張力鋼板の適用拡大に代表されるような材料の高強度化に伴い,プレス成形品の残留応力は増大の傾向にあります.残留応力は部品の疲労強度だけでなく,固有振動数などの性能にも影響を及ぼすことが明らかになってきました.このため成形品の軽量化,高強度化,高精度化において残留応力の評価,予測,制御の必要性は増大しています.これに伴い板材加工分野においても残留応力の測定事例の報告が増えてきましたが,その取り扱いは多くの技術者にとってまだ手探りの状態です.そこで本シンポジウムでは主に鋼板の加工工程で発生する残留応力に焦点を当て,測定方法,部品性能に及ぼす影響,CAE予測手法,制御方法に関して,溶接など他分野も含め,基礎から最新の取り組みまでを紹介,議論します. |
プログラム: | 開会の辞 | (10:00~10:05) | 日本塑性加工学会 企画委員長 | 蔦森 秀夫君 |
司 会 | JFEスチール(株) | 卜部 正樹君 |
時 間 | 内 容 | 講 師 |
10:05~10:50 | 残留応力とその測定方法の特徴:残留応力の発生メカニズムと構造部材への影響について紹介する.併せて,各種残留応力測定方法の概要と特徴について全般的に紹介する. | 神鋼溶接サービス(株) 永井 卓也君 |
10:50~11:30 | X線応力測定技術の原理と最新動向: 鉄鋼表面近傍の残留応力を測定するためのX線応力測定技術について,測定原理と特徴,さらに最近の技術展開について述べる. | 名古屋産業科学研究所 田中 啓介君 |
11:30~12:10 | cosα法によるX線応力測定装置の特徴と活用事例: 二次元検出器を搭載したX線応力測定装置の数々のメリットと活用事例,その使いこなしのノウハウを紹介する. | パルステック工業(株) 内山 宗久君 |
12:10~13:10 | 昼 食 ・ 休 憩 | |
13:10~13:50 | 数値溶接力学の現状と溶接残留応力の疲労強度などへの影響予測: この講演では近年における溶接の力学的シミュレーション技術の現状を産業界での活用と言う視点から紹介するとともに,溶接残留応力が溶接構造物の疲労寿命などに及ぼす影響について述べる. | 大阪大学 村川 英一君 |
13:50~14:30 | 圧縮残留応力付与によるハイテン材スポット溶接継手の疲労強度向上:接合部強度支配因子の解析から残留応力が疲労強度に及ぼす影響を定量化し,この結果にもとづいた大幅な疲労強度向上策をハイテン材スポット溶接継手で実現した. | (株)豊田中央研究所 鈴木 智博君 |
14:30~14:40 | 休 憩 | |
14:40~15:20 | プレス加工後の残留応力と部材の疲労強度に及ぼす影響:プレス加工部の残留応力,疲労強度の測定事例を通じ,加工条件と残留応力の関係,および発生した残留応力がいかに部材の疲労強度に影響を与えるかについて解説する.特にせん断加工部と曲げ曲げ戻し部を対象とした事例紹介を行う. | 鳥取大学 松野 崇君 |
15:20~16:00 | 二輪車ブレーキディスクの固有振動数に及ぼす残留応力の影響: 製造時焼入れ工程により発生した残留応力が,二輪車用ブレーキディスクの固有振動数に与える影響を,残留応力測定と残留応力を考慮した固有値解析により明らかにした. | (株)本田技術研究所 中川 喜洋君 |
16:00~16:20 | 総 合 討 論 司会 JFEスチール(株) 卜部 正樹君 |
定 員 | :80名(定員になり次第締切ります.) |
申込方法: | <お申込みの流れ> 1.本ページ右上の「参加申し込み」よりお申し込みください. 2.お申し込み後,確認メール(自動配信)をお送りしますので内容をご確認ください. 3.開催日の3週間前位より参加券・請求書類をお送りします. 4.お支払いについては,下記<各種締切>をご参照ください. <各種締切> web申込み:平成29年10月24日(締め切り後は当日受付にてお申し込みください.) キャンセル:平成29年10月24日 お支払い : 「当日払い」以外の方は,開催日前日までを目安にお支払いをお願いします. *お支払いが間に合わない場合は,参加券・請求書に同封する「支払通知」にてお知らせいただけますと幸いです. ※定員超過の場合は,締め切り日前に受付終了となることがございますので,ご了承ください. ※参加券・請求書類が5営業日前までに届かない場合は事務局へご連絡ください. ※確認メールが届かない場合は,事務局へお問い合わせください.なお,併せて下記をご参照いただき,設定等のご確認もお願いいたします. 『日本塑性加工学会からのメール受信(ドメイン設定)について』 ※キャンセルは電話では受け付けておりません.問い合わせフォーム(お問い合わせ種別:本部企画行事関係)より,キャンセルの旨と行事名,申込番号,参加者名をお知らせください. |
注 意: | 講演中の撮影・録音は禁止します. 昼食は各自でお願いします. |
事前申込(10月24日必着) | 10月25日~当日 | |
正会員・賛助会員・協賛学協会 個人会員 |
8,000円 | 10,000円 |
学 生 | 4,000円 | 5,000円 |
一 般 | 12,000円 | 15,000円 |
・参加費にはいずれもテキスト代含みます.10月24日(必着)までにお申込み下さい. |
・テキストのみご希望の方は,行事終了後残部があれば対応いたします. |