日 時: 2020年12月16日(水),
2021年1月13日(水),22日(金)
いずれの開催日も16:00~17:00
会 場: Web開催.最新の情報は学会ホームページでお知らせします.
主 催: 日本塑性加工学会 医療材料加工分科会
趣 旨: 世界的規模で急速な高齢化が進む中,適切な治療による患者の早期社会復帰と自立できる高齢者の割合を増やすことが望まれています.治療に当たり種々の医療機器が体内・外に装着され,医療機器の技術開発も活発化しています.本セミナーでは,大学発および中小企業独自のものづくり技術を活かしてどのように医療機器開発に貢献していくかについて紹介します.また,それぞれの得意な技術を活かした中小企業間でのネットワーク作りをどのように構築し,医療機器開発に貢献できるのかについても展望します.本研究会はWeb開催の利点を活かし,シリーズ企画として3回に分け,それぞれの講師から話題を提供していきます.参加しやすいように夕方の時間帯に各会を設定しておりますので奮ってご参加ください.
内 容:  
  1) 12月16日(水) 16:00~17:00
   「Ti合金インプラント造形を見据えたSLM積層造形の品質向上への取り組み」
   医療生体材料加工分科会の主査としての分科会の紹介およびSLM3D積層造形インプラントモデル表面の生体活性に関するin-vivo実験による検討事例,積層条件の最適化に関する研究事例について紹介する.
   東海国立大学機構・岐阜大学  吉田 佳典君
   
  2) 1月13日(水) 16:00~17:00
   「超微細粒ステンレス鋼の医療機器展開とグローバル市場への挑戦」
   ステンレス鋼の結晶を塑性加工により微細化し高強度化する方法は,合金成分の変更をしないことから,比較的に医療機器への展開がしやすい技術である.材料・加工特性の研究から,製造ライン構築,海外市場を含めた医療機器への展開のために行ってきた事例を紹介する.
   ㈱小松精機工作所  小松 隆史君
   
  3) 1月22日(金) 16:00~17:00
   「眼鏡フレーム製造技術を駆使して 医療器具製造への挑戦」
   福井県の地場産業の一つである眼鏡フレームは「分業産地・一貫体制」という独特の形態で成長してきた.しかし,市場の変化に伴い眼鏡産地は厳しい状況に陥り,状況打破するために医療分野に進出する企業が増えてきた.何故,眼鏡フレームメーカーが医療器具を製造するようになったか,事例を交えてご紹介する.
   ㈱シャルマン  木原 武志君
   
定 員: 50名(定員になり次第締切ります.)
参加費: 無料
申込方法: 「医療材料加工分科会 第1回研究会 申込み」と題記し,
(1)氏名,
(2)勤務先・所属,
(3)通信先(所在地,電話番号,FAX番号,E-mail),
(4)会員資格:日本塑性加工学会会員(正会員,名誉会員,学生会員,賛助会員)および所属分科会,
(5)参加を希望する日時
を明記のうえ,各回に設定された締切までにE-mailにて下記までお申し込みください.1度にすべての回の参加申込みをしても構いません.
  1) 12月16日(水)の参加申込締切:12月9日(水)
  2) 1月13日(水)の参加申込締切:1月6日(水)
  3) 1月22日(金)の参加申込締切:1月15日(金)
申込先: 東京大学生産技術研究所 古島 剛宛
E-mail:tsuyoful[at]iis.u-tokyo.ac.jp *[at]を@に変更してください
注 意: Web開催とします.講演中の撮影・録音は禁止します.当日の接続に関するトラブルは,十分にサポートできない場合がありますので,予めご了承をお願いします.