会場: 東京電機大学 東京千住キャンパス 1号館1階100周年ホール
[東京都足立区千住旭町5 電話:(03) 5284-5120]
(アクセスマップ:http://web.dendai.ac.jp/access/tokyosenju.html)
交通: JR常磐線,東京メトロ日比谷線・千代田線,東武伊勢崎線,つくばエクスプレス「北千住」東口(電大口)から徒歩1分,京成本線「関屋」から徒歩7分.
主催: 日本塑性加工学会(実行:圧延工学分科会)
協賛: 日本鉄鋼協会,日本金属学会,精密工学会,日本機械学会,日本アルミニウム協会,軽金属学会,日本材料学会,日本伸銅協会,日本マグネシウム協会,日本チタン協会
趣旨: 圧延製品に求められる機能の多様化が進み,広範囲な技術・知識を集結して製品を製造する事の重要性が高まっています.本講座では圧延加工の操業・研究開発等に携われている若手の技術者を対象とし,圧延加工の基礎となる板圧延理論,温度制御・冷却制御技術,板矯正技術,圧延潤滑油,高温酸化皮膜,圧延負荷に関わる内部組織変化予測技術を説明するとともに,鉄鋼およびアルミの圧延設備,圧延ラインにおけるセンサ・制御技術を解説し,多様な製品を製造するために必要となる知識を幅広く習得することを目的とします.
プログラム: 開会の辞(第1日9:15~9:20) 日本塑性加工学会
圧延工学分科会主査
宇都宮 裕君
司会 新日鐵住金㈱ 福島 傑浩君
  時  間 内       容 講   師
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(月)
9:20~12:00
(含10分休憩)
板圧延理論の基礎:板圧延理論を理解するために必要な塑性力学の基礎と,圧延のメカニズムを理解し,圧延荷重・トルクなどの圧延特性を算出するための2次元圧延理論,プロフィル変化のメカニズムを理解するための疑似3次元解析について解説する. 東北大学名誉教授
藤田材料加工研究室
藤田 文夫君
12:00~13:00 昼  食 ・ 休  憩  
13:00~14:15 鉄鋼圧延設備の実際:鉄鋼の圧延に関し、最新の板圧延設備の特徴および性能について,圧延機の基本構造から形状制御アクチュエータに至るまで,代表的な事例を用いて解説する. Primetals Technologies Japan, Ltd.
古元 秀昭君
14:25~15:40 アルミニウム圧延の実際:アルミニウムの代表的な製造プロセスについて概説し,圧延におけるアルミニウムならではの技術課題と設備対応について解説する. ㈱UACJ
石川 宣仁君
15:50~17:05 圧延センサ・制御概論:高寸法精度圧延,および安定操業を実現するために開発されてきた各種の計測機器の特徴などを総括し,それらを用いた制御技術の適用例を紹介する. 東芝三菱電機産業システム㈱
告野 昌史君
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(火)
9:20~10:35 温度制御・冷却制御技術:鋼材の圧延プロセスで高機能な材質を造り込む場合,温度制御の高精度化が必要不可欠である.ここでは,温度制御を行うためのハードとソフトの基礎を解説するとともに,近年,高付加価値商品である高強度鋼(ハイテン)材を製造するために開発されたプロセスとその制御技術を紹介する. JFEスチール㈱
中田 直樹君
10:45~12:00 鉄鋼,非鉄圧延用圧延油の動向と展望:産業の根幹として大量に生産される金属の薄板圧延に用いられる圧延油の役割は極めて重要である.ここでは鉄鋼,非鉄圧延用圧延油の動向と今後の展望について解説する. 大同化学工業㈱
岡本 隆彦君
12:00~13:00 昼  食 ・ 休  憩  
13:00~14:15 矯正技術の基礎理論:近年,薄物・高強度材や極厚材の矯正,残留応力の低減等,矯正技術はその重要性を増している.ここでは,矯正技術の活用の基礎となる矯正理論について解説する. ㈱神戸製鋼所
柳  修介君
14:25~15:40 高温酸化皮膜(スケール)の基礎:金属材表面に生成するスケールは表面欠陥の原因となる.加工工程では加工前や加工中のスケールの剥離を抑制することが重要である.今回、鋼材表面に生成するスケールの生成挙動や剥離性などのスケールの特性に関して,最新の研究成果を交えながら講義する. 新日鐵住金㈱
近藤 泰光君
15:50~17:05 圧延中の内部組織変化予測モデルの基礎:組織予測に必要とされる,動的・静的再結晶,回復,粒成長,相変態などの組織変化の定式化,解析モデルおよびそれらのデータの実験的な取得法を解説する. 東京電機大学
柳田  明君
定員: 80名(定員になり次第締切ります.)
申込方法: ・右上の”参加お申し込み”よりお申し込みください.
web 上の参加申し込みは,1月15日に締め切ります.締切後は当日受付にてお申し込みください.
なお,定員超過の場合は,締切日前に受付終了となることがございますので,ご了承ください.
・開催日の3週間前位から請求書・参加券をお送りします.5営業日前までに届かない場合は,事務局へご連絡ください.
キャンセルは1月18日迄受付いたします.
※キャンセルは電話では受付ておりません.問い合わせフォーム(本部企画行事関係)より,キャンセルの旨と行事名,申込番号,参加者名をお知らせください.
注意: 本講座の参加者に対する宿泊施設などの斡旋は一切行っておりませんので,各自でご手配ください.
昼食は各自でお願いします.また講演中の撮影・録音は禁止します.
参加費
参加日数 会員・
協賛学会員(個人会員)
学 生 非会員
2日間 25,000円 12,500円 40,000円
1日間 20,000円 10,000円 30,000円
・期間は2日間ですが,1日のみの受講も受付けます.ただし,テキストは2日間通しのものを使用致します.必ず受講日を記入してお申し込みください.
・テキストのみの頒布は致しません.