会場: 常翔学園大阪センター[大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F 電話:(06) 6346-6367]
(アクセスマップ:http://www.josho.ac.jp/facility/osakacenter.html
交通: JR大阪駅から徒歩約10分
主催: 日本塑性加工学会(実行:関西支部)
協賛: 精密工学会,日本機械学会,日本金属学会,日本材料学会,日本トライボロジー学会,型技術協会,日本鉄鋼協会,粉体粉末冶金協会,日本金属プレス工業協会,日本鍛圧機械工業会,日本鍛造協会,自動車技術会,アルミニウム鍛造技術会,軽金属学会,溶接学会,日本溶接協会,軽金属溶接協会,レーザ加工学会
趣旨: 摩擦攪拌接合(FSW; Friction Stir Welding)はその優れた特性によりアルミニウム等の軟質材料の新しい接合技術として広く用いられるようになってきたが,近年のFSWツール材質ならびに表面処理技術などの進歩により強度の高い材料への適用も可能となりつつある.本シンポジウムでは鉄鋼材料へのFSWの適用について広く話題提供頂き,今後の適用拡大について討論する.
プログラム: 開会の辞 ( 9:50~10:00) 日本塑性加工学会 関西支部長
中村 康範君
午前の部 (10:00~12:00) 司 会 ㈱ジェイテクト
迫田 克義君
午後の部 (13:00~16:50) 司 会 日新製鋼㈱
仲子 武文君
時 間 内     容 講  師
10:00~10:40 鉄鋼材料の摩擦攪拌接合の展開と可能性:固相状態で接合可能な摩擦攪拌接合は,アルミニウム合金を中心に幅広く実用化されているが,これを鉄鋼材料に適用するとさらに革新的な接合が期待できる.本講演では,鉄鋼材料の摩擦攪拌接合に秘められる可能性とその波及効果について,いくつかの例を示しながら解説する. 大阪大学
藤井 英俊君
10:40~11:20 鉄鋼材料へのFSWの適用性と接合部特性:FSWの鉄鋼材料への適用性を調査するため,強度の異なる構造用鋼板を用いて,健全な継手を得るための適正接合条件範囲を検討した.さらには,得られた適正接合条件で作製した継手の引張強度などの特性を検討した結果を報告する. JFEスチール㈱
松下 宗生君
11:20~12:00 アンカー効果を利用したアルミニウム合金と鋼の点接合技術(摩擦アンカー接合):アルミニウム合金と鋼の重ね点接合において,摩擦攪拌点接合とかしめ接合を組合せた接合法(摩擦アンカー接合)を考案した.本手法により,継手の十字引張強度を大幅に向上させた結果を紹介する. 広島県立総合技術研究所
坂村  勝君
12:00~13:00 昼 食・休 憩  
13:00~13:40 鉄系材料の高速FSW用ツール・裏当て材:接合ツールおよび被接合材の裏面に敷く裏当て板に高温強度に優れ,熱伝導率が低い窒化ケイ素を用いることで,発生させた摩擦熱を有効利用することができ,鉄系の高速FSWを可能としたので,その結果を紹介する. ㈱総合車両製作所
石川  武君
13:40~14:20 鋼の摩擦攪拌点接合(FSSW)技術:自動車用超高張力薄鋼板の摩擦攪拌点接合における接合メカニズムや接合継手の性能,また過酷な環境に晒される鋼用の接合ツールの開発や,専用のロボットシステムについて概説する.さらに,革新的新構造材料等研究開発で得られた成果の一部について報告する. 川崎重工業㈱
大橋 良司君
14:20~15:00 摩擦攪拌接合(FSW)装置と製品適用事例及びFSW技術の最新動向:FSW接合概要,FSW装置及び軽金属接合を中心に製品適用事例の紹介を行なうと共に,鉄鋼材料等接合の為のFSWツール開発状況及び,鉄鋼材料等高融点材FSW接合技術の最新動向を紹介する. ㈱日立パワーソリューションズ
小田倉富夫君
15:00~15:10 休 憩  
15:10~15:50 鋼とアルミニウム合金の異種金属接合材の成形性:FSW を適用することにより,高品質な鉄鋼とアルミニウム合金の接合材を作製することが可能である.鉄鋼とアルミニウム合金の接合材の深絞り性について調査するとともに,その挙動・特徴について概説する. 大阪府立産業技術総合研究所
田中  努君
15:50~16:30 アルミニウム合金と鋼のFSWサブフレーム:軽量化と高剛性化を達成したハイブリッド構造フロントサブフレームにFSW を適用し,25%の軽量化を達成したので,技術概要とその信頼性及び異材接合の課題について報告する. ㈱本田技術研究所
畑  恒久君
16:30~16:50 総 合 討 論   司 会 兵庫県立大学 原田 泰典君  
定員: 100名(定員になり次第締切ります.)
申込方法: 右上の”参加申し込み”よりお申し込みください.
web 上の参加申し込みは,2月17日に締め切りますので,締切後は当日受付にてお申し込みください.
なお,定員超過の場合は,締切日前に受付終了となることがございますので,ご了承ください.
・開催日の3週間前位から請求書・参加券をお送りします.5営業日前までに届かない場合は,事務局へご連絡ください.
キャンセルは2月18日迄受付いたします.
※キャンセルは電話では受付ておりません.問い合わせフォーム(本部企画行事関係)より,キャンセルの旨と行事名,申込番号,参加者名をお知らせください.
注意: 昼食は各自でお願いします.講演中の撮影・録音は禁止します.
  事前申込(2月17日必着) 2月18日~当日
会員・協賛学会員(個人会員) 8,000円 10,000円
学 生 4,000円 5,000円
一 般 12,000円 15,000円
・参加費はいずれもテキスト代を含みます.
・テキストのみをご希望の方は,行事終了後残部があれば対応いたします.