会 場: 東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパス 4階中央棟 合同講義室
[東京都品川区東大井1-10-40]
交 通: りんかい線 品川シーサイド駅 B出口から徒歩3分,京浜急行電鉄 鮫洲駅から徒歩9分,青物横丁駅から徒歩10分.
会場へのアクセス https://www.metro-cit.ac.jp/information/access/
主 催: 日本塑性加工学会
協 賛: 軽金属学会,日本金属学会,日本アルミニウム協会,日本伸銅協会,日本銅学会,日本マグネシウム協会,日本チタン協会,日本機械学会,日本材料学会,型技術協会,日本金属プレス工業協会,自動車技術会,日本鍛造協会,素形材センター,日本金型工業会
趣 旨: 塑性加工に携わる研究者・技術者にとって,対象とする材料特性を理解することは必要不可欠です.塑性加工の対象となる材料は多種多様で,その変形特性もバラエティに富んでいます.ところが塑性加工を専門とされる研究者,技術者は材料組織と機械的特性の関係について必ずしも明るい方ばかりではないのが現状です.そこで本セミナーでは,このような研究者,技術者向けの塑性加工に必要な非鉄系材料としてアルミニウム,銅,チタン,マグネシウム,耐熱超合金を中心とした材料知識を体系的に解説します.
プログラム: 開会の辞 (13:00~13:05) 日本塑性加工学会企画委員長 前田 恭志君
  司 会   東京大学 古島  剛君
時 間 内   容 講 師
13:05~14:25 非鉄金属材料総論とアルミニウム合金:非鉄金属材料は多岐にわたるが,代表的なものとしてアルミニウム,銅,チタン,マグネシウムなどがあり,さらに種々の耐熱合金がある.これらの合金材料について,種類や特徴,組織・構造と特性などを材料学的観点から概説する.また,軽量金属材料として広く使われているアルミニウム合金について,代表的合金の種類や熱処理に伴うミクロ組織ならびに力学的特性の変化などを紹介する. 東京工業大学
名誉教授
里 達雄君
14:25~15:05 産業用チタン合金の種類・特徴および組織制御・材質予測:チタン合金は比強度特性に優れ,また良好な耐食性から航空機部品から海洋プラント用部材に広く応用されている.種類は構成相の結晶構造に依存してα型,(α+β)型およびβ型に大別され,用途に応じて使用される.講演ではチタン合金の種類・特徴を概説するとともに,組織制御および材質予測に関する最近の話題を述べる. 香川大学
松本 洋明君
15:05~15:20 休   憩   
15:20~16:05 電気電子機器用銅合金:銅合金は,強度と導電性を主特性として多くの電気・電子材料に使用されている.従来は,リン青銅や黄銅などの加工硬化と固溶強化による合金系が用いられてきたが,昨今のエレクトロニクス機器の短小軽薄化のニーズに対応して,析出硬化により強度と導電率を同時に向上させた合金が増加している.本講座では,電気電子機器用銅合金について,特に析出硬化型銅合金に注目し,材料特性とその発現機構について概説する. 金沢大学
渡邊 千尋君
16:05~16:50 疲労と溶接・接合から見たマグネシウム合金の特徴:マグネシウム合金は軽量で比強度に優れており,構造材料として魅力的な金属材料である.本講演では,これまでの研究成果をまとめ,主に,疲労と接合の観点から見たマグネシウム合金の特徴について解説する.また、マグネシウム合金の実用例とそのための研究開発例についてもご紹介する. 長岡技術科学大学
宮下 幸雄君
16:50~17:35 Ni基超合金の製造プロセスとその特性:超合金とは,ステンレス鋼や耐熱鋼を上回る耐食性,耐酸化性および高温強度特性を有する超耐熱合金の略称である.超合金は, Ni基,Co基,Fe基に大別できるが,Ni基超合金が最も広く使用される.Ni基超合金は普通鋳造材から単結晶材まで過去十数年の使用実績があり高い信頼性を得ている.そこで,本講では,3D積層造形合金を含むNi基超合金の開発動向とその課題について述べる. 首都大学東京
筧 幸次君
定  員: 80名(定員になり次第締切ります.)
テキスト: 当日レジュメを配布します.
申込方法: 本ページ右上の,「参加申し込み」よりお申し込みください.
web 上の参加申し込みは,2月27日に締め切りますので,締め切り後は当日受付にてお申し込みください.
なお,定員超過の場合は,締め切り日前に受付終了となることがございますので,ご了承ください.
・開催日の3週間前位から請求書・参加券をお送りします.5営業日前までに届かない場合は事務局へご連絡ください.
キャンセルは3月1日まで受付いたします.
・キャンセルは電話では受け付けておりません.問い合わせフォーム(本部企画行事関係)より,キャンセルの旨と行事名,申込番号,参加者名をお知らせください.
注  意: 昼食は各自でお願いします.講演中の撮影・録音は禁止します.
参 加 費: 会員・賛助会員・協賛学協会個人会員 4,000円
  学生 2,000円
  一般 6,000円