会場: 東京大学 本郷キャンパス 工学部3号館33講義室
[〒113-8654 東京都文京区本郷7-3-1]
交通: 本郷三丁目駅(地下鉄丸の内線)より徒歩8分,
本郷三丁目駅(地下鉄大江戸線)より徒歩6分,
湯島駅又は根津駅(地下鉄千代田線)より徒歩8分,
東大前駅(地下鉄南北線)より徒歩1分,
春日駅(地下鉄 三田線)より徒歩10分
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html
主催: 日本塑性加工学会(実行:チューブフォーミング分科会)
協賛: 軽金属学会,精密工学会,日本機械学会,日本材料学会,型技術協会,日本金属継手協会,日本アルミニウム協会,日本金属プレス工業協会,日本鋳造協会,日本鉄鋼協会,日本鍛圧機械工業会,日本バルブ工業会,日本工学教育協会,日本産業技術教育学会
趣旨: 近年の団塊世代の会社引退増加および少子高齢化は,建設業界だけでなく製造業においても人材不足を引き起こし,ものづくり技術・技能伝承を一層困難としている.本来,ものづくり技術・技能の伝承には,継続的な人材育成が不可欠であるが,急速な技術進歩,高度化を追従することが優先せざるを得ない現状において,技術・技能の伝承が先送りされている現実がある.本フォーラムでは,デザインブレインマッピングを活用した技術・技能の伝承,技能競技大会を通じた人材育成及び製造現場における技術・技能伝承への課題等を,研究所,教育機関及び製造業の産学官から講師を集い,日本のものづくり大国としての将来について,活発な意見交換を行うことを目的とする.また,チューブフォーミング分科会で分科会活動として取り組んできた技術伝承についても報告する.
プログラム: 開会の辞 (13:00~13:05) チューブフォーミング分科会主査 栗山 幸久君
  前半の部 (13:05~14:35) 司 会  茨城県工業技術センター 行武 栄太郎君
  後半の部 (14:50~16:50) 司 会  東京大学 栗山 幸久君
時 間 内    容 講 師
13:05~13:50 技術伝承ツールとしてのデザインブレインマッピング(DBM)の有効性:熟練技能者の技術伝承のためには、ビデオ録画や設計図面等の可視的記録の蓄積に加え,意思決定根拠などの不可視的部分を形式化して蓄積・伝達することが不可欠である.本発表ではグラフモデルを用いて工程設計者の暗黙的知識を可視化・形式化する試みについて紹介する. 産業技術総合研究所
近藤 伸亮君
13:50~14:35 チューブフォーミング分科会におけるDBMを用いた技術伝承:チューブフォーミングは曲げ・拡/縮管などの複合加工であり,その複雑な工程設計は熟練技術者の経験に基づいた総合的な判断により行われている.チューブフォーミングの教科書の20年振りの改訂に合わせて,熟練技術者の工程設計の暗黙知を,グラフ記述を用いて伝承する活動を行っており,事例を紹介する. 東京大学
栗山 幸久君
14:35~14:50 休 憩  
14:50~15:35 へら絞り加工の現場:機械化,自動化が困難なヘラ絞り加工は昔から板金加工としての大きな役割を担ってきた.しかし,その現場では人材不足(少子高齢化)による熟練工の確保が困難となり,廃業せざる得ない企業が増えている.本発表では長年取り組んでいる弊社のヘラ絞り加工技術の歴史および現状を,様々な製品事例を含め紹介する. ㈱第一鉸製作所
渡辺 堅太郎君
15:35~16:20 技能競技大会を通じて「人を育てる」:1966年より技能五輪への取り組みを始め今年で50年が経過.五輪は金メダルに注目を浴びるが、弊社は「金メダルは通過点と捉えている」.弊社の取組みは一貫して「人づくり」を目的に進めている.真のメダリスト育成を目指し日夜育成方法を研究.その一部を皆様にご紹介し「日本のモノづくり」の一助になれば幸いです. トヨタ自動車㈱
田中 早人君
16:20~16:50 東京・南関東支部の技術支援アドバイザー制度:平成27年度に開始した本制度の背景と内容および取り組みを紹介する.特に本年度力を入れた,塑性加工入門者への技術支援イブニング講座では,アドバイザーによる基礎実験を3回と基礎的内容の座学3回を11月から1月にかけて実施し,名刺交換も行われ,初心者とベテランをつなげることができた. 東京都立産業技術高等専門学校
廣井 徹麿君
定員: 50名(定員になり次第締切ります.)
テキスト: 当日レジュメを配布します.
申込方法: 本ページ右上の,「参加申し込み」よりお申し込みください.
web 上の参加申し込みは,3月9日に締め切りますので,締め切り後は当日受付にてお申し込みください.
なお,定員超過の場合は,締め切り日前に受付終了となることがございますので,ご了承ください.
・開催日の3週間前位から請求書・参加券をお送りします.5営業日前までに届かない場合は事務局へご連絡ください.
キャンセルは3月13日まで受付いたします.
・キャンセルは電話では受け付けておりません.問い合わせフォーム(本部企画行事関係)より,キャンセルの旨と行事名,申込番号,参加者名をお知らせください.
注意: 講演中の撮影・録音は禁止します.
※チューブフォーミング分科会メンバーの方は,備考欄に「チューブフォーミング分科会」とご入力ください.
参加費:会員・賛助会員・協賛学協会個人会員4,000円,学生2,000円,一般8,000円