会 場: | 東京電機大学 東京千住キャンパス 1号館 2階 1204セミナー室 |
アクセスマップ: | http://web.dendai.ac.jp/access/tokyosenju.html |
交 通: | 北千住駅東口(JR常磐線, 東京メトロ日比谷線, 東京メトロ千代田線, 東武伊勢崎線)から徒歩1分 |
主 催: | 日本塑性加工学会 |
協 賛: | 日本金属学会,日本機械学会,軽金属学会,日本材料学会,日本鉄鋼協会,精密工学会,自動車技術会,日本金属プレス工業協会,素形材センター,日本金型工業会 |
趣 旨: | 近年では機器の高度化に伴い部品形状の複雑化や一体化が必要とされ,これに伴い精密打抜き法などが普及してきました.また,ハイテン材のような難加工高強度材へのせん断加工も盛んとなり,穴広げ性や疲労強度,遅れ破壊等の穴抜き後の特性に関する課題が明らかにされて加工面,材質面からその対策が進められています.工具の欠損や摩耗のような古典的な課題もシミュレーションを活用することで新たな予測手法が確立されてきました.本シンポジウムではこれら最新のせん断加工トピックを各講師よりご紹介いただき,会場の皆様と情報を共有したうえでこれら技術の応用先や新たな課題の抽出にむけた議論に繋げていきたいと考えます. |
プログラム: | 開会の辞 | ( 9:50~10:00) | 日本塑性加工学会企画委員長 | 蔦森 秀夫君 | |
午前の部 | (10:00~12:00) | 司会 | (株)小松精機工作所 | 白鳥 智美君 | |
午後の部 | (12:50~16:50) | 司会 | 鳥取大学 | 松野 崇君 |
時 間 | 内 容 | 講 師 |
10:00~11:20 | せん断加工のメカニズム解明と実加工における進歩:せん断加工はパンチとダイの工具間に被加工材をはさみ,材料を破断させる.破壊工程が含まれるためメカニズム解明は容易ではない.基礎的なせん断加工のメカニズムを紹介し,開発事例を交え実加工におけるこれまでの加工技術の進歩を解説する. | 日本工業大学 名誉教授 村川 正夫 君 |
11:20~12:00 | 切り口性状予測のための数値解析技術:高強度材を用いた自動車用部材ではせん断切り口を起点とした成形割れや疲労破壊,遅れ破壊が課題となる.これらの原因となる加工硬化や残留応力の数値解析について講演者が実施中の研究を紹介する. | 鳥取大学 松野 崇 君 |
12:00~13:00 | 昼 食 ・ 休 憩 | |
13:00~13:40 | 高張力鋼板のせん断加工とプレス成形性: 自動車車体部品は高強度な鋼板をせん断加工とプレス成形を利用して得られており,鋼板のプレス成形性や部品の性能はせん断加工に影響される.高張力鋼板のせん断加工性を示すとともにプレス成形性,疲労強度,遅れ破壊に及ぼすせん断加工の影響と向上法について紹介する. | 豊橋技術科学大学 安部 洋平 君 |
13:40~14:20 | せん断工具刃先摩耗挙動と数値解析的検討: 高炭素鋼をせん断加工した際の刃先損耗メカニズムを実験的調査結果と,有限要素解析を用いた工具刃先材料流動および面圧計算結果とを用いた摩耗予測の試みについて紹介する. | 岐阜大学 吉田 佳典 君 |
14:20~15:00 | 低剛性品のせん断加工における形状不良と対策:板厚に対して幅の狭い形状をせん断すると反りやねじれ等の不良が生じやすくなる.リング形状の打抜きとスリットの孔抜きを例に,形状不良への影響因子と対策例を紹介する. | 福岡工業大学 廣田 健治 君 |
15:00~15:10 | 休 憩 | |
15:10~15:50 | せん断加工によるミクロ組織変化が熱延鋼板の疲労特性に及ぼす影響:シャシ部品への熱延ハイテン適用の障害となっている高強度化によるせん断加工部の疲労特性の劣化に関して有限寿命および疲労限でのき裂伝播およびき裂停留現象について解説する。 | 新日鐵住金(株) 横井 龍雄 君 |
15:50~16:30 | 微細穴のせん断加工における結晶粒径の影響: 板厚が0.1mm程度の薄板では,被加工材の結晶粒が少なくなり,打抜き穴の破断面長さが不安定となる.微細穴加工時の結晶粒変形状態を紹介し,結晶粒微細化材による結晶粒変形の均質化について解説する. | (株)小松精機工作所 白鳥 智美 君 |
16:30~16:50 | 総合討論 司会 東京電機大学 柳田 明 君 |
定 員: | 80名(定員になり次第締切ります.) |
申込方法: | <お申込みの流れ> 1.本ページ右上の「参加申し込み」よりお申し込みください. 2.お申し込み後,確認メール(自動配信)をお送りしますので内容をご確認ください. 3.開催日の3週間前位より参加券・請求書類をお送りします. 4.お支払いについては,下記<各種締切>をご参照ください. <各種締切> web申込み:平成30年1月11日(締め切り後は当日受付にてお申し込みください.) キャンセル:平成30年1月11日 お支払い : 「当日払い」以外の方は,開催日前日までを目安にお支払いをお願いします. *お支払いが間に合わない場合は,参加券・請求書に同封する「支払通知」にてお知らせいただけますと幸いです. ※定員超過の場合は,締め切り日前に受付終了となることがございますので,ご了承ください. ※参加券・請求書類が5営業日前までに届かない場合は事務局へご連絡ください. ※確認メールが届かない場合は,事務局へお問い合わせください.なお,併せて下記をご参照いただき,設定等のご確認もお願いいたします. 『日本塑性加工学会からのメール受信(ドメイン設定)について』 ※キャンセルは電話では受け付けておりません.問い合わせフォーム(お問い合わせ種別:本部企画行事関係)より,キャンセルの旨と行事名,申込番号,参加者名をお知らせください. |
注 意: | 講演中の撮影・録音は禁止します.昼食は各自でお願いします. |
参加費: |
事前申込(1月11日必着) | 1月12日~当日 | |
正会員・賛助会員・ 協賛学協会個人会員 |
8,000円 | 10,000円 |
学 生 | 4,000円 | 5,000円 |
一 般 | 12,000円 | 15,000円 |
・参加費にはいずれもテキスト代含みます.1月11 日 (必着)までにお申込みください. |
・テキストのみは行事終了後残部があれば対応いたします. |